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6月, 2017の投稿を表示しています

アメリカ英語とアイルランド英語の違い:アイルランドのダブリン空港にて

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 ダブリン空港での乗り継ぎのために初めてアイルランドに上陸。アメリカから利用したのはアイルランドの航空会社Aer Lingus(エアリンガス)。機体もアイルランド・カラーの緑色に塗装されている。

北朝鮮から解放され死亡した米大学生に対して「自業自得」と発言した米大学教授が解雇される

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日本では現職の女性国会議員が秘書に対して「このハゲー!」と怒鳴り暴行するという問題行動で離党を余儀なくさたニュースが話題だが、アメリカでも問題発言で職を失った女性がいる。デラウェア大学で人類学を教える女性教授が、北朝鮮から解放された後米国で死亡した男子大学生オットー・ワームビアさんについて、彼が亡くなったのは「自業自得だ」と6月20日に自身のフェースブックに投稿したのだ(現在その投稿は削除されている)。

国際ロマンス詐欺が急増 ー 男の声はアフリカ人なまりの英語

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国際ロマンス詐欺が急増というニュースが報道されている。今日のテレビ朝日の番組「 サンデーステーション 」では「 "黒幕"を追え 」と題して、40代以上の日本人女性をカモにする国際ロマンス詐欺の大物「トニー・ムーア(Tony Moore)」を追ってマレーシアまで取材に行っている。しかし番組で流れた詐欺師の声を聞いた瞬間、被害者女性が恋に落ちたという写真の白人男性「トニー」と、電話から聞こえる声の主が違う人物だということにすぐ気がついた。なぜなら声の主の英語には強いアフリカ人なまりがあったからだ。

「うんこ漢字ドリル」はアメリカでも人気になるかも?CNNアンダーソン・クーパーも生放送で「うんこ」発言

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『 うんこ漢字ドリル 』なるものが 日本の小学生の間で人気 らしい。全ての例文に「うんこ」が入っているのだそう。子供達がうんこネタが好きというのはいつの時代も変わらないんだな、と思った人も多いはず。実はうんこネタは世代だけではなく国境も超えるのだ。アメリカでも「うんこネタ」は大人も子供も関係なく敏感に反応するテッパン・ネタ。

アメリカ国民の将来は荒波を行く小舟のように先行き不透明

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つい先ほど アメリカの上院共和党が、医療保険制度改革(通称オバマケア)を改定・廃案にする案を公表した 。アメリカ社会をさらに分断する政治の動きに、アメリカ国内は戦々恐々としている。アメリカ人識者のインタビューや新聞記事を見聞きしていると、今の状況を的確に表す表現は"choppy waters"(荒波の海)のようだ。

英語で「蜂(ハチ)」はどう呼ぶべきか?:bee、bumblebee、wasp, hornet, yellow jacketの細かな違い

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この赤ちゃんが着ているコスチュームを英語で何と言うだろうか?日本語だったら、「ハチ」とか、せめて「ミツバチ」と言うくらいだろう。これを見て「ハチ」や「ミツバチ」以外の日本語が思いつく人がいたら教えて欲しい。「ハチ」や「ミツバチ」をそのまま英語にすると、"bee"、"honeybee"となるが、もちろんこのコスチュームを見てアメリカ人は"bee"とも"honeybee"とも言わない。

新しい言葉は身体から生まれる

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Muscle(筋肉)という単語は、もともとMice(ネズミ)という単語から派生した。14世紀後半のフランス語でも筋肉は muscle だが、それはラテン語で小さなネズミ"little mouse"を意味する musculus から生まれた言葉だった 。筋肉の形と動き、特に「力こぶ」である上腕二頭筋の形と動きが、まさにネズミが腕の中で動いているような様子から、昔の人たちはそこに「ネズミ」がいると表現したのだ。これは古代ギリシャにまで遡り、ギリシャ語で mysは「筋肉」と「ネズミ」の両方を意味 している。

「東洋人」を意味する差別用語"slants"

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アメリカの最高裁判所は今日、「東洋人」を指す差別用語"slants"をグループ名に持つダンス・ロック・バンドThe Slantsの商標登録を、政府が拒否することはできないとする 判決を下した 。たとえ差別用語だったとしても、商標登録を政府が拒否することは、言論の自由を保障した米国憲法修正第1項に違反するという判断からだ。

誰でも知っているGo(行く)の微妙なニュアンス

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全米チェーンのドラッグストアCVSで、"grab & go"(グラブ・アンド・ゴー)という棚がレジ隣にできていた。これまであまり見かけたことがないこの商品棚に興味津々。ナッツ類やクッキー、クラッカーなどのスナックが多く陳列されている。

頭が悪い人の英語の話しかた

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ツイッター画面の右上に「Who to follow(フォローするべき人)」と表示される。この"Who"の使い方が間違いという面白い記事『 消えゆく「Whom」、文法上の誤りとの戦い 』がウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されていた。前回が『 頭がいい人の英語の話しかた 』だったため、今回はその逆を紹介しよう。

頭がいい人の英語の話しかた

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英語でも「この人は頭がいいな」と思わせる話し方がある。「正しい発音とイントネーション」や「豊富な語彙力」など、英語の「器(うつわ)」が熟達しているのはもちろんのこと、「総論から各論」「仮説と検証」「原因と結果」といった論理的かつ体系的に「中身」が話せることが条件になるだろう。 「容器」と「内容」が両輪となって頭がいい話し方が成り立っているというのはどの言語にも当てはまることだが、日本語と違い英語に広く浸透しているのが「 "oxymoron"=撞着(どうちゃく)語法 」と呼ばれる修辞法だ。「矛盾語法」と訳している辞書もある。

アメリカ人の名前に隠された秘密:アングロ化(anglicize)で出身民族を隠そうとする「アメリカ人」たち

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今日のニュースで『 ロンパースを着て反応試す、NYビデオブロガーの実験 』という記事を見かけた。QParkという名前で有名なアメリカ人ユーチューバーらしい。以下がロンパースを着てニューヨークの街を練り歩く彼の動画なのだが、この時点でQParkさんが何系アメリカ人かわかった人はかなりのアメリカ事情通だ。

日本人が間違って発音している英単語トップ3

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「南国リゾートに行ったら、ホテルのジャグジーやサウナでリラックスして、それからアボガドのスムージーを飲めばお肌ツルツルになって健康に良さそう」−−−−さて、この中でアメリカ英語の発音として間違っているのはどれでしょう?

オンラインショッピングでカモにされてしまった話:アービトラージ(arbitrage)とスカルピング(scalping)

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まさか自分がこんなに簡単にカモにされてしまうとは思いもしなかった。オンライン・ショッピングをするときは、ネットで価格情報を検索してなるべく安いところから買うというのが常識だろう。先日、しっかりインターネットで価格を調べた結果、同じ商品がアマゾンより4割も安いというのをeBayで見つけた。

日本語の「ショック」は英語の"shock"のニュアンスとは微妙に違う

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トランプ政権のロシア疑惑に関連して、突然解雇された元FBI長官のジェームス・コミー氏が今日、議会で証言した。アメリカのニュース番組はこぞって実況中継し、ニュース記事も速報を伝えたが、一言でその内容を説明するキーワードは「ショック(shock)」だろう。事実、速報を伝える新聞記事の見出しには「ショック(shock)」という単語が踊っている。

知的スポーツと化した全米スペリング・ビー・コンテスト

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先週、毎年恒例の 全米スペリング・ビー・コンテスト の決勝戦が行われ、カリフォルニア州フレズノ出身のAnanya Vinayさん(12歳)が優勝して賞金4万ドル(約440万円)を獲得した。

学校では教えてくれない"though(〜だけど)"の便利な使い方

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こんなに便利でよく使われるのになぜ学校で教えないの?という英単語の一つが、「though(〜だけど)」だ。なぜか日本の学校では、接続詞としての"though"だけ教えて、便利な副詞としての使い方を教えてくれない。 中学・高校生向けの英語の参考書 にも、thoughは接続詞としてしか紹介されていない。これが全くもってなぜなのか不思議でならない。