ハリウッド版「米津玄師」?:どれだけ適当に名前を検索しても出てくるハリウッド俳優
昨年の紅白に出場した歌手の米津玄師(よねづ・けんし)さん。そこでも歌った「Lemon」は史上最速で200万ダウンロードを突破しているそう。しかし彼の名前が珍しいため、多くの人が彼の名前をうろ覚えに記憶し、適当に検索しているという事が今年2月頃ツイッターを中心に話題になっていた。
米津玄師、どれだけ適当に検索しても出てくる説
玄米レモンおにいさん?…適当に検索しても出てくる米津玄師が凄い!
米津玄師さんの話題が日本のネットを賑わせていたちょうど同じ頃、これと似た現象がアメリカでも起き、ネットを騒つかせていた。
アメリカでこの「名前が難しすぎる有名人問題」に火をつけたのは、‘The Gyllenhaal Experiment’(ジレンホール実験)。
これは、Russell GoldenbergさんとMatt Danielsさんの二人が、英語の単語や人名のスペルミスを可視化するプロジェクトに付けた名前。ハリウッド俳優のジェイク・ジレンホール(Jake Gyllenhaal)の名前から取っている。「ジレンホール(Gyllenhaal)」は、アメリカ人にとって正しくつづるのが非常に難しい名前の一つ。
そもそも、英語の名前は、たった26個のアルファベットの組み合わせのため、2000以上ある漢字やひらがな、カタカナが複雑に組み合わされる日本語の名前とは比べ物にならないくらい簡単なはずと思うかもしれない。
しかし、意外と名前のスペル間違いは多いし、英語がネイティブの人にとって覚えにくいアメリカ人の名前というのがある。「ジレンホール(Gyllenhaal)」というのも、元々はスウェーデン人の名前であるため、アメリカ人にとってはスペルを正しく覚えるのが難しい名前となっている。俳優のジレンホール(Gyllenhaal)が有名になり始めた頃、彼の名前を見てどう発音するかわからず、「ガイレンホール?」「ジャイレンホール?」と試行錯誤しながら発音するアメリカ人が頻出した。
しかし、ジレンホールを超える超難関な名前がある。それは俳優のマシュー・マコノヘイ(Matthew McConaughey)だ。「ジレンホール実験」で、ダントツにスペルミスが多かったのがこの名前だという。
マコノヘイ(McConaughey)は元々、北アイルランドの名前だそう。今ではアイルランドの公用語は英語だが、元々はアイルランド語(ゲール語)が話されており、今でもアイルランド語は使われている。ウィキペディア情報によると、「ケルト語派であるアイルランド語とゲルマン語派である英語とは、完全に別言語であり当然意思の疎通はできない」とある。そのため、アイルランド人の名前も、英語の話者にとっては「外国人の名前」となるため、スペルを覚えるのが非常に難しい場合がある。
そしてなんと、「ジレンホール実験」で「マコノヘイ(McConaughey)」を正しくつづる事ができるか2万人のアメリカ人をテストしたところ、6割以上がスペル間違いをし、864通りものスペル間違いが確認できたという。
このスペル間違いを「可視化」したのがこのチャート。864通りのスペル間違いの中から100通りを抽出してツリー・チャートにしたもの。左から順に、一番上位のブルーが正しいつづりで、間違えるごとに下に枝分れしている。
「マコノヘイ」の出だしが「Mc」か「Mac」かで間違える人がいたり、「CC」と同じアルファベットが続く箇所があるためその後のNも「NN」と連続させてしまったり、「ヘイ」のHの音が実は「GH」だというところで引っかかった人が多かったようだ。
いくつかグーグルで試したところ、マシュー・マコノヘイもジェイク・ジーレンホールも、どんなにスペルミスしてもちゃんと本人たちの情報が検索結果が出てきた。全てを試してはいないが、おそらく864通りのスペルミスどれをとっても、ちゃんとマシュー・マコノヘイの検索結果にたどり着けるのだろう。改めてグーグル検索のすごさを思い知らされる結果となった。
マコノヘイの他にもスペルが難しいアメリカの有名人たちに興味がある人は、ここに色々な有名人の名前のスペルミスを可視化したツリー・チャートが掲載されている。
米津玄師、どれだけ適当に検索しても出てくる説
玄米レモンおにいさん?…適当に検索しても出てくる米津玄師が凄い!
「玄米レモンおにいさん」というパワーワード
「世ね図健士」「こめづなんとか」「lemonけんじ」などのワードでも米津さんがヒットしたといい、それらの検証結果も合わせて報告したところ、リプライ欄は「こんなワードでもいけた」という大喜利の嵐に。
「玄米レモンおにいさんでもいけた」(原形とどめてなくない?)
「十律ム師 でもいけました」(画数足りてないから!)
「米村剣心」(抜刀斎かな)
「米米けんし」(懐かしいの混ざってる!)
(BuzzFeed.comから引用。)
米津玄師さんの話題が日本のネットを賑わせていたちょうど同じ頃、これと似た現象がアメリカでも起き、ネットを騒つかせていた。
アメリカでこの「名前が難しすぎる有名人問題」に火をつけたのは、‘The Gyllenhaal Experiment’(ジレンホール実験)。
これは、Russell GoldenbergさんとMatt Danielsさんの二人が、英語の単語や人名のスペルミスを可視化するプロジェクトに付けた名前。ハリウッド俳優のジェイク・ジレンホール(Jake Gyllenhaal)の名前から取っている。「ジレンホール(Gyllenhaal)」は、アメリカ人にとって正しくつづるのが非常に難しい名前の一つ。
そもそも、英語の名前は、たった26個のアルファベットの組み合わせのため、2000以上ある漢字やひらがな、カタカナが複雑に組み合わされる日本語の名前とは比べ物にならないくらい簡単なはずと思うかもしれない。
しかし、意外と名前のスペル間違いは多いし、英語がネイティブの人にとって覚えにくいアメリカ人の名前というのがある。「ジレンホール(Gyllenhaal)」というのも、元々はスウェーデン人の名前であるため、アメリカ人にとってはスペルを正しく覚えるのが難しい名前となっている。俳優のジレンホール(Gyllenhaal)が有名になり始めた頃、彼の名前を見てどう発音するかわからず、「ガイレンホール?」「ジャイレンホール?」と試行錯誤しながら発音するアメリカ人が頻出した。
しかし、ジレンホールを超える超難関な名前がある。それは俳優のマシュー・マコノヘイ(Matthew McConaughey)だ。「ジレンホール実験」で、ダントツにスペルミスが多かったのがこの名前だという。
マコノヘイ(McConaughey)は元々、北アイルランドの名前だそう。今ではアイルランドの公用語は英語だが、元々はアイルランド語(ゲール語)が話されており、今でもアイルランド語は使われている。ウィキペディア情報によると、「ケルト語派であるアイルランド語とゲルマン語派である英語とは、完全に別言語であり当然意思の疎通はできない」とある。そのため、アイルランド人の名前も、英語の話者にとっては「外国人の名前」となるため、スペルを覚えるのが非常に難しい場合がある。
そしてなんと、「ジレンホール実験」で「マコノヘイ(McConaughey)」を正しくつづる事ができるか2万人のアメリカ人をテストしたところ、6割以上がスペル間違いをし、864通りものスペル間違いが確認できたという。
このスペル間違いを「可視化」したのがこのチャート。864通りのスペル間違いの中から100通りを抽出してツリー・チャートにしたもの。左から順に、一番上位のブルーが正しいつづりで、間違えるごとに下に枝分れしている。
(画像:The Pudding)
「マコノヘイ」の出だしが「Mc」か「Mac」かで間違える人がいたり、「CC」と同じアルファベットが続く箇所があるためその後のNも「NN」と連続させてしまったり、「ヘイ」のHの音が実は「GH」だというところで引っかかった人が多かったようだ。
いくつかグーグルで試したところ、マシュー・マコノヘイもジェイク・ジーレンホールも、どんなにスペルミスしてもちゃんと本人たちの情報が検索結果が出てきた。全てを試してはいないが、おそらく864通りのスペルミスどれをとっても、ちゃんとマシュー・マコノヘイの検索結果にたどり着けるのだろう。改めてグーグル検索のすごさを思い知らされる結果となった。
マコノヘイの他にもスペルが難しいアメリカの有名人たちに興味がある人は、ここに色々な有名人の名前のスペルミスを可視化したツリー・チャートが掲載されている。
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