【動画】クリス・ヘムズワースがオーストラリア英語のスラング・クイズに挑戦 ー 新作映画「メン・イン・ブラック:インターナショナル」の告知もかねて
全米では今週6月14日(金)、新作映画の「メン・イン・ブラック:インターナショナル(Men In Black: International)」が公開される。Daigoもびっくり、「メン・イン・ブラック」を略して「MIB」。その番宣も兼ねて、新作「MIB」で初代ウィル・スミスに代わって主役を演じるオーストラリア人俳優のクリス・ヘムズワース(Chris Hemsworth)が、同じくオーストラリア人の人気ユーチューバーOzzy Manの動画に登場。オーストラリア英語のスラング(俗語)クイズに挑戦している。(Photo: Sony Pictures Entertainment)
ウィル・スミスが演じる初代のMIB、好きだったのになぁと少し残念。ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの凸凹コンビっぷりは絶妙のバランスだった。今回、題名に「international」とついていることから、アメリカ人以外のインターナショナルな俳優陣を選んだようだ。令和になって(アメリカで新元号は関係なく偶然のタイミングだけれど)MIBも俳優を刷新して再スタート。もしかすると、今時の中高生の中には、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが演じる初代MIBを見たことがない人が意外と多いかもしれない。
こちらがクリス・ヘムズワースがクイズに挑戦する動画。前半は今週公開の「メン・イン・ブラック:インターナショナル(Men In Black: International)」の告知で、クイズは動画開始後4分たってからの後半部分。
「学校では教えてくれないアメリカ英語」と冠しているけれど、たまにはこういうオーストラリア英語もご紹介。ただし、こういうオーストラリア英語は、アメリカ人やカナダ人、イギリス人に使ってもわかってもらえない可能性が高いのでご注意を。(動画を見ると、スラングだけではなくオーストラリアに関する雑学クイズも含まれている。)
Q 1. fair dinkumとはどういう意味?
答え:それが真実、本物であることを強調するために使われる。
Q 2. Who is Toadie?(Toadieとはだれ?) What street does he live on?(彼はどの通りに住んでいる?)
答え: Toadieは昔のメロドラマの登場人物で、Ramsey Streetに住んでいる。(スラングではないけれど、英語文化圏では、昔人気だったメロドラマなどの話がよく話題に出てくる。「よく見てたよねぇ」と共感をうむ鉄板ネタ。)
Q 3. What is a classic Alf Stewart phrase? (Alf Stewartの往年の名台詞は?)
答え:"flamin' gallah" 「間抜けな人、だけど誰も憎めないような人」のこと。(Alf Stewartも"Home and Away"というオーストラリアのドラマの登場人物。特に古く使われなくなりつつあるオーストラリアのスラングを頻繁に使うキャラクターとして有名。)
Q 4. もし私があなたに向かって行きながらCapper!と叫ぶとはどういう行為のこと?
答え: ラグビーなどでボールをキャッチするために、他の選手の肩の上に乗ること。ヘムズワースは、その回答の中で「(肩の)上に乗る」ことを"specky on me"と言っている。これもオーストラリア英語。 二人ともオーストラリア人なので、お構いなしに方言・訛りの使いたい放題。彼の答えを聴きながら"specky on me"って何やねん!ってちんぷんかんぷん。調べてみると、spectacularを略してspeckyなのだそう。それが転じて、かっこいい(cool)、見えなくなる(out of sight)の意味があるそう。
Q 5. Acca Daccaのことどれだけ知ってる? 僕が歌う後に続く歌詞は?
答え:
'Cause I'm T.N.T. I'm dynamite
T.N.T. and I'll win the fight
T.N.T. I'm a power load
T.N.T. watch me explode
そもそも、バンドAC/DCのことをオーストラリアではAcca Daccaと呼ぶらしい。なんかダサい、、、。(AC/DCは、オーストラリア出身のバンドだったんだと初めて知った。)これが彼らの曲「T.N.T.」のミュージックビデオ。ヘムズワースもあまり知らなくて場の盛り上がりに欠ける。
Q 6. Prangの意味は?
答え:誰かの車に衝突すること。
Q 7. "Do a Harold Holt"(ハロルド・ホルトする)とはどういう意味?
答え:行方不明になること。(オーストラリアで、Harold Holtという政治家が、海で遊泳中に行方不明になったことから。)ヘムズワースの答えは、「止まること?」と言っていたが間違い。
Q 8. ビール瓶が24本入った箱のことを何という?
答え:Slab。(オーストラリアでは24本入りのビールを箱売りしてるってこと。それだけビールを飲む文化ってことね。アメリカでは小瓶6本入りのビールが主流。)
そしてクイズに正解した賞品として、クリス・ヘムズワースにはLサイズのBudgie smugglerがプレゼントされた。Budgie smugglerもオーストラリアのスラングで、男性用ビキニ海パンのこと。Budgieとはオーストラリア原産のセキセインコなどの小鳥のことで、それらを股間に入れて密輸する人(smuggler)という比喩から、男性用ビキニ海パンのことをそう呼ぶらしい。何ともオーストラリアらしいちょっと品のない呼び方、、、。
一部、質問がマニアックすぎるところもあったけれど、オーストラリア英語がかなり独特というのがよくわかったインタビューだった。
動画の中で、インタビュワーのOzzy Manが、クリス・ヘムズワースのことを「ヘムジー(Hemsy)」と略して呼んでいたのに気が付いただろうか?そのほかにも、spectacleをspekyと略すなど、オーストラリア英語は、長い単語を省略して最後に「イ(-yもしくは-ie)」で終わることが多いように思う。
これはイギリス英語からきているようで、イギリス英語のスラングでは、breakfast(朝食)はbrekky(ブレッキー)だし、冷えたビールはcoldie(コールディー)だ。アメリカでは絶対にそのような言い方はしない。単語を省略して最後に「イ(-yもしくは-ie)」で終わるパターンは、いかにもオーストラリア風(もしくはイギリス風)な響きがする。
今回のように、アメリカ英語以外にも面白い英語があればまたご紹介しよう。Cheers!
ヘムジーが主演を務めるMIBの予告編はこちら。
ウィル・スミスが演じる初代のMIB、好きだったのになぁと少し残念。ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの凸凹コンビっぷりは絶妙のバランスだった。今回、題名に「international」とついていることから、アメリカ人以外のインターナショナルな俳優陣を選んだようだ。令和になって(アメリカで新元号は関係なく偶然のタイミングだけれど)MIBも俳優を刷新して再スタート。もしかすると、今時の中高生の中には、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが演じる初代MIBを見たことがない人が意外と多いかもしれない。
こちらがクリス・ヘムズワースがクイズに挑戦する動画。前半は今週公開の「メン・イン・ブラック:インターナショナル(Men In Black: International)」の告知で、クイズは動画開始後4分たってからの後半部分。
「学校では教えてくれないアメリカ英語」と冠しているけれど、たまにはこういうオーストラリア英語もご紹介。ただし、こういうオーストラリア英語は、アメリカ人やカナダ人、イギリス人に使ってもわかってもらえない可能性が高いのでご注意を。(動画を見ると、スラングだけではなくオーストラリアに関する雑学クイズも含まれている。)
Q 1. fair dinkumとはどういう意味?
答え:それが真実、本物であることを強調するために使われる。
Q 2. Who is Toadie?(Toadieとはだれ?) What street does he live on?(彼はどの通りに住んでいる?)
答え: Toadieは昔のメロドラマの登場人物で、Ramsey Streetに住んでいる。(スラングではないけれど、英語文化圏では、昔人気だったメロドラマなどの話がよく話題に出てくる。「よく見てたよねぇ」と共感をうむ鉄板ネタ。)
Q 3. What is a classic Alf Stewart phrase? (Alf Stewartの往年の名台詞は?)
答え:"flamin' gallah" 「間抜けな人、だけど誰も憎めないような人」のこと。(Alf Stewartも"Home and Away"というオーストラリアのドラマの登場人物。特に古く使われなくなりつつあるオーストラリアのスラングを頻繁に使うキャラクターとして有名。)
Q 4. もし私があなたに向かって行きながらCapper!と叫ぶとはどういう行為のこと?
答え: ラグビーなどでボールをキャッチするために、他の選手の肩の上に乗ること。ヘムズワースは、その回答の中で「(肩の)上に乗る」ことを"specky on me"と言っている。これもオーストラリア英語。 二人ともオーストラリア人なので、お構いなしに方言・訛りの使いたい放題。彼の答えを聴きながら"specky on me"って何やねん!ってちんぷんかんぷん。調べてみると、spectacularを略してspeckyなのだそう。それが転じて、かっこいい(cool)、見えなくなる(out of sight)の意味があるそう。
Q 5. Acca Daccaのことどれだけ知ってる? 僕が歌う後に続く歌詞は?
答え:
'Cause I'm T.N.T. I'm dynamite
T.N.T. and I'll win the fight
T.N.T. I'm a power load
T.N.T. watch me explode
そもそも、バンドAC/DCのことをオーストラリアではAcca Daccaと呼ぶらしい。なんかダサい、、、。(AC/DCは、オーストラリア出身のバンドだったんだと初めて知った。)これが彼らの曲「T.N.T.」のミュージックビデオ。ヘムズワースもあまり知らなくて場の盛り上がりに欠ける。
Q 6. Prangの意味は?
答え:誰かの車に衝突すること。
Q 7. "Do a Harold Holt"(ハロルド・ホルトする)とはどういう意味?
答え:行方不明になること。(オーストラリアで、Harold Holtという政治家が、海で遊泳中に行方不明になったことから。)ヘムズワースの答えは、「止まること?」と言っていたが間違い。
Q 8. ビール瓶が24本入った箱のことを何という?
答え:Slab。(オーストラリアでは24本入りのビールを箱売りしてるってこと。それだけビールを飲む文化ってことね。アメリカでは小瓶6本入りのビールが主流。)
そしてクイズに正解した賞品として、クリス・ヘムズワースにはLサイズのBudgie smugglerがプレゼントされた。Budgie smugglerもオーストラリアのスラングで、男性用ビキニ海パンのこと。Budgieとはオーストラリア原産のセキセインコなどの小鳥のことで、それらを股間に入れて密輸する人(smuggler)という比喩から、男性用ビキニ海パンのことをそう呼ぶらしい。何ともオーストラリアらしいちょっと品のない呼び方、、、。
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一部、質問がマニアックすぎるところもあったけれど、オーストラリア英語がかなり独特というのがよくわかったインタビューだった。
動画の中で、インタビュワーのOzzy Manが、クリス・ヘムズワースのことを「ヘムジー(Hemsy)」と略して呼んでいたのに気が付いただろうか?そのほかにも、spectacleをspekyと略すなど、オーストラリア英語は、長い単語を省略して最後に「イ(-yもしくは-ie)」で終わることが多いように思う。
これはイギリス英語からきているようで、イギリス英語のスラングでは、breakfast(朝食)はbrekky(ブレッキー)だし、冷えたビールはcoldie(コールディー)だ。アメリカでは絶対にそのような言い方はしない。単語を省略して最後に「イ(-yもしくは-ie)」で終わるパターンは、いかにもオーストラリア風(もしくはイギリス風)な響きがする。
今回のように、アメリカ英語以外にも面白い英語があればまたご紹介しよう。Cheers!
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ヘムジーが主演を務めるMIBの予告編はこちら。
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