「予約なしの飛び込み客」や「当日券」を意味する"walk-up"
前回のドラッグ・ストアに引き続き、ヨーロッパ旅行中に通じなかったアメリカ英語の第2弾。今回は予約なしでやってくる「飛び込み客」や「当日券」を意味する"walk-up"について。
ポルトガルの第2の都市ポルトは、その名前が由来となっているポート・ワインの発祥の地。茶褐色のTawny、真紅のRuby、薄茶色から透明のWhite、醸造方法などで異なるL.B.V.、Reserveなど、色々な種類がある。試飲できる場所を探していると、1件のワイン・バーを見つけた。店先の黒板にも「tasting(テイスティング)」とある。
ポルトガルの第2の都市ポルトは、その名前が由来となっているポート・ワインの発祥の地。茶褐色のTawny、真紅のRuby、薄茶色から透明のWhite、醸造方法などで異なるL.B.V.、Reserveなど、色々な種類がある。試飲できる場所を探していると、1件のワイン・バーを見つけた。店先の黒板にも「tasting(テイスティング)」とある。
店員の若い女性に尋ねると、ポートワインのテイスティングをしているとのこと。ただし、このお店では午後4時から6時の2時間しか提供していないと言う。時計を確認すると午後6時半過ぎ。すでに今日のテイスティングは終わっていた。
たった2時間限定の理由を尋ねると、ポートワインのソムリエがポートワインの歴史や醸造の違いなどを詳しく説明するため、時間限定になってしまうのだとか。
残念。
お店の名刺をくれたそのとき、この店員さんから「事前に予約してください」と言われた。
アメリカや日本の感覚だと、1日中お店は空いているのにたった2時間しかテースティングをさせてくれないというのはどこか理不尽。事前予約が必要というのは、やはりのんびりした文化のポルトガルだからこっちが予期しない地元のルールや習慣があるのだろうか?
「"Don't you accept walk-ups?" (飛び込み客は受け付けていないのですか?)」と聞いてみた。
すると、
"Walk what?"(ウォーク何?)
と聞き返してきた。
「飛び込み客」を意味する"walk-up(s)"という単語を知らないようだ。
多くのポルトガル人は英語が流暢で十分コミュニケーションが取れて不自由しないのだけど、たまにこういう単語でつまずくことがある。ワイン・バーの受け付けで、予約をお勧めする係なのに、「事前予約なしの飛び込み客」という単語を知らないというのは意外だ。
予約をお勧めする理由を聞くと、座席数が限られていることと、その日によっては座席数以上のお客さんが来ることもあるからだそう。座席が空いていれば当日客(walk-ups)も入れるとのこと。
彼女にお礼を言ってお店を後にしてから、「walk-upsを知らないなんて意外だったね」と一緒にいたアメリカ人の知人にこぼしてみた。
「もしかすると、イギリス英語だと違う言い方をするのかもね。僕もイギリスでどう言うか知らないし」とのこと。
ちなみに、walk-up apartmentと言うと、文字通り「エレベーターのない(徒歩で上がる)アパート」の意味になる。
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