ヨーロッパでは意味が通じないドラッグストア?

今回の旅先ポルトガルは英語がよく通じる国だ。お隣の国スペインが英語が通じにくいのに比べると雲泥の差がある。先日ポルトガルで借りたアパートにチェックインをする時も、英語の通じる若い女性が対応してくれた。

すると、彼女はもともとポーランドからやって来た移民だと教えてくれた。どおりで英語が話せるわけだと思ったが、その後もポルトガルで話しかけた人全員が英語を流暢に話せたのでポーランド移民だけに限ったことではなさそうだ。

彼女から近くのスーパーマーケットや緊急の連絡先の説明を受けている時、近所にdrug store(ドラッグ・ストア)がないか聞いてみた。すると、

"Drug?!"(ドラッグですって!?)

とものすごく驚かれてしまった。

ヨーロッパでは「ドラッグ」といえばアチラのドラッグの意味でしか使わないようだ。イギリス英語ではchemist(ケミスト)だし、大陸ヨーロッパの国フランスやイタリア、スペインなどでもPharmacia(やその派生系)で呼ばれている。

すぐに「Pharmacyのことだよ」と訂正すると納得してくれたようだが、英語が流暢に話せるといっても、ヨーロッパ人の中にはこうした基本的なアメリカ英語を知らないこともある。

ポルトガル人と英語で話すと、特にイギリス英語の発音ではなく、むしろアメリカ英語に近い発音の人が多いように思う。彼らたちも、「ドラッグ・ストア」と言うとアチラの意味に受け取ってしまうのだろうか。「サウナ」の発音でもそうだったが、ヨーロッパに来るとアメリカ英語があまり通じないことを実感する時がある。

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