あなたの英語のセンスが試されるクイズ:「髪を切りたい」って英語でどう言う?
「髪を切りたい」と英語で言いたい場合、あなたならどう英訳しますか?これをどう訳すかで大きく「英語のセンス有り・無し」に分けることができます。
初級クラスの学生に「私は髪を切りたい」を英訳してくださいと尋ねると、だいたい次のような回答が返ってきます。
まさに、「私は(私の)髪を切りたい」という意味になります。
しかし、英語がネイティブの人に"I want to cut my hair"とか"I need to cut my hair"と言うと変な顔をされるに違いありません。
なぜなら、この文章は、「私は自分で自分自身の髪を切りたい」という意味になるからです。鏡の前に立って自分でハサミを手にして自分の髪を切りたいと言っていると勘違いされます。
日本語で「私は髪を切りたい」と言うと、それはほぼ自動的に「この人はどこか理髪店かヘアサロンで髪を切りたいんだな」と理解するのが普通です。
ですが、日本語が曖昧な言語と言われる理由がここにあります。「私は髪を切りたい」という文章は、「私は自分で自分の髪を切りたい」とも「(理髪店に行って)髪を切ってもらいたい」とも両方の意味に解釈することが可能なのです。だけど日本人は、十中八九、この人は誰かに髪を切ってもらいたいんだろうな、と推量して理解しているわけです。いかにも空気を読むことに長けた日本人的な表現です。
それとは逆に、英語では相手に忖度を求めるような曖昧な表現はしません。むしろ曖昧な表現を嫌う傾向にあります。
「自分で自身の髪を切りたい」というのと、「誰かに髪を切ってほしい」というのは明確に分けて表現します。
「自分で自身の髪を切りたい」→ (1) I want to cut my hair.
「誰かに髪を切ってほしい」→ (2) I want to have my hair cut.
To have (もしはget) my hair cutが、「髪を切ってもらう」という意味になります。
つまり、「髪を切りたい」を正しく英訳すると、"I want to have my hair cut."になります。(1) To cut my hairと(2) To have my hair cutの意味の違いを意識できている人は、英語のセンス有りと言えるでしょう。
日本人が英語で話そうとするとき、日本語で文章を考えてそれから英訳する人が多いと思います。この思考方法の落とし穴は、そもそも日本語という言語が英語という言語とは全く違う考え方に基づいているということです。「髪を切りたい」時は、曖昧に言うのではなくちゃんと「髪を切ってほしい」と英語では言う必要があります。
初級クラスの学生に「私は髪を切りたい」を英訳してくださいと尋ねると、だいたい次のような回答が返ってきます。
I want to cut my hair.
まさに、「私は(私の)髪を切りたい」という意味になります。
しかし、英語がネイティブの人に"I want to cut my hair"とか"I need to cut my hair"と言うと変な顔をされるに違いありません。
なぜなら、この文章は、「私は自分で自分自身の髪を切りたい」という意味になるからです。鏡の前に立って自分でハサミを手にして自分の髪を切りたいと言っていると勘違いされます。
日本語で「私は髪を切りたい」と言うと、それはほぼ自動的に「この人はどこか理髪店かヘアサロンで髪を切りたいんだな」と理解するのが普通です。
ですが、日本語が曖昧な言語と言われる理由がここにあります。「私は髪を切りたい」という文章は、「私は自分で自分の髪を切りたい」とも「(理髪店に行って)髪を切ってもらいたい」とも両方の意味に解釈することが可能なのです。だけど日本人は、十中八九、この人は誰かに髪を切ってもらいたいんだろうな、と推量して理解しているわけです。いかにも空気を読むことに長けた日本人的な表現です。
それとは逆に、英語では相手に忖度を求めるような曖昧な表現はしません。むしろ曖昧な表現を嫌う傾向にあります。
「自分で自身の髪を切りたい」というのと、「誰かに髪を切ってほしい」というのは明確に分けて表現します。
「自分で自身の髪を切りたい」→ (1) I want to cut my hair.
「誰かに髪を切ってほしい」→ (2) I want to have my hair cut.
To have (もしはget) my hair cutが、「髪を切ってもらう」という意味になります。
つまり、「髪を切りたい」を正しく英訳すると、"I want to have my hair cut."になります。(1) To cut my hairと(2) To have my hair cutの意味の違いを意識できている人は、英語のセンス有りと言えるでしょう。
日本人が英語で話そうとするとき、日本語で文章を考えてそれから英訳する人が多いと思います。この思考方法の落とし穴は、そもそも日本語という言語が英語という言語とは全く違う考え方に基づいているということです。「髪を切りたい」時は、曖昧に言うのではなくちゃんと「髪を切ってほしい」と英語では言う必要があります。
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