【和製英語】「ソフトクリーム」は英語では通じません!

日本は曇りや雨の日が多く肌寒い日が続いていたようですが、西日本で梅雨明けし、東京も30度越えとなって本格的な夏到来といった感じでしょうか。ソフトクリームが美味しくなる季節ですよね。もうこのタイトルでもお分かりの通り、「ソフトクリーム」は和製英語で、英語の話者には通じません。文字通り、「柔らかいクリーム」という意味しかありません。シェービングクリームかもしれないし、化粧品かと誤解されてしまうでしょう。



以前、「シュークリーム」も英語では通じないとお話ししました。ただしシュークリームの場合は、「シュー(キャベツという意味のフランス語)」が語源になっているので、完全な和製英語ではありません。フランス人に、「シュー・クレーム」と言えば通じるはずです。ただし、アメリカ人には「cream puff(クリーム・パフ)」という必要があります。


さて、「ソフトクリーム」ですが、アメリカ英語では

softserve / soft-serve(ソフトサーブ)

と言います。丁寧に、soft-serve ice cream(ソフトサーブ・アイスクリーム)と言うと、誤解なく通じるでしょう。また、softserve(ソフトサーブ)だけでも通じます。

文字通りの意味は、「ソフト(柔らかいまま)」+「サーブ(提供される)」で、「ソフトクリーム」という意味になります。

「ソフトクリーム」を英語では「クリーム」という単語を使わないのが日本人にとっては意外だと思います。(アイスクリームは、英語でもice creamと「クリーム」と言いますが。)

日本人にとって、ああいうドロリとしたゲル状のものをひとまとめて「クリーム」と呼んでしまって、和製英語を作っているという説が立てられそうです。

今とっさに、和製英語で他に「〜クリーム」と呼ぶものがないか考えを巡らせてみましたが、あいにくとっさには思いつきません。。。思いつく方はコメントをお寄せください。

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